セミと私の友情物語

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セミと夏

これは私に実際に起きたひと夏の物語である。

先日、私は洗濯物を干しにベランダに出ようとクロックスに足を入れました。

すると・・・バタバタバタとものすごい衝撃を足先で感じました。

「ふぁっ!?くぁwせdrfgthyじゅいこl」

っと声にならない叫び声をあげて飛び退くとそこには力尽きかけた一匹のセミがいました。

今日はひょんなことから出会ったセミとの物語を書きます。

【指定第2類医薬品】アストフィリンS 120錠


セミの季節

最近、関東では例年通り暑い日が続いています。

この季節になると必ず現れる奴がいます。

そうセミです。

ずっと地中で過ごした鬱憤を晴らすように力強く泣き続けるセミ。正直うるさいが、夏は彼らが輝く晴れ舞台なのでしょう。

しかし、彼らの輝く時はとても短く、既に道端では多くの天寿を全うしたセミ達の姿がみられます。

私のクロックスの中にいたセミもそんな一匹だったのでしょうか。鳴き疲れ、日影である私のクロックスにたどりついたのでしょう。(あるいは匂いフェチで私のクロックスに引き寄せられたのでしょうか・・・

しかし、セミにとって恐るべき事が起きました。最期の時を静かに過ごしていたにもかかわらず、巨大な足がズームインしてきたわけであります。彼も必死であるため、僅かな力を振り絞って暴れたのでしょう・・・

情けないことに、セミより数十倍でかい私はびびってのけぞっていたわけです。

落ち着いた後、クロックスを覗いてみました。するとクロックスの脇にセミヌード仰向けで横たわるセミがいました。

セミダウン


セミと研究者

さっきの暴れた姿とはうってかわってセミはほとんど動きませんでした。

ずっと土の中にいて、やっと地上にでてきたわけですが、彼はつかの間の青春を謳歌できたのでしょうか。

それにしてもセミよ・・・・・

もっと器用には生きれないのか!

あんなに後先考えずずっと鳴いていたら、素人目からみてもエネルギー消費が激しすぎるよ。

それに何故この一番暑い季節にでてくるんだ!

どうせならもう少し涼しくなってきてからでてくれば良いではないか。実際に鈴虫とかコオロギはその辺をわきまえてちゃんと毎年秋に鳴いているぞ!

どうしてそんな困難な道を進むんだ・・・もっと自分を大切にするんだ・・・!

・・・・

まるで研究者みたいじゃないか・・・・

(研究者は基本的に日の目を浴びない研究室で(土の中)数年に渡り研究を続け、困難な市場に挑み、時には数週間で消えていくのである。)

ずっと土の中で過ごし、困難な道を歩むセミに自分の人生を重ねてしまいました。がんばれセミ!君が望んでいたのはこんな最期じゃないはずだ!

そんな事を考えていると再びセミが起き上がり始めたのでした。


セミ3世 カリオストロのベランダ

 

仰向けからなんとか起き上がれたセミ、しかも微妙に羽を震わせて鳴こうとしているのではないか。

セミwakeup

何かしてやれることはないか・・・

セミの気持になって考えるんだ!

・・・・

ミーンミンミンミン(←アイディア捻出中)

 

閃いた!

涼みにわざわざこのベランダまできたセミだ。きっと水が飲みたいはずだ。

すぐにティッシュを取りに行き、水を含ませてセミの近くにおいてあげました。

きっとセミからしてみれば人間がティッシュを持ってきた姿を見てきっと、「もうダメだ」と思ったはずだ。

これはまさにルパン三世のカリオストロの城状態である。

配役(ルパン=セミ、クラリス=著者)

警戒してしまうかとおもいましたが、セミは水を含ませたティッシュに登って行きました。

セミ水

「うまいセミー!」

っという声が聞こえるようでした。


セミよ永遠に

セミはそのまましばらくティッシュの上でくつろいでいるようであった。

他にできることはないか・・・・

ミーンミンミンミン(←アイディア捻出中)

閃いた!

例え君がここで力尽きたとしても・・・その姿を強く・美しく残してあげることがひとつの餞になるのではないか。

じゃじゃーん!現在のテクノロジーを駆使したフルサイズ搭載カメラDSC-RX1!

パシャッ!

セミクオリティ

見よ、この美しいフォルム。

これでWEB上に君の姿は残り続けるぜ!

このあたりからしてやれる事が思いつかなくなりTwitterでアイディアを募集する。

しかし、ブログとTwitterの知名度が低すぎて何も起こらなかった・・・

こうなったら自分でさらにアイディアを出すんだ!

ミーンミンミンミン(←アイディア(ry

閃いた!

水だけで癒せないなら食料だ!ということでメープルシロップをわけてあげました。

セミ太はシロップのティッシュにも降りたった。

(注※;いまさらですが命名)

これでセミ太も多少は癒えるはず・・・

しかし、一つ問題があった。セミ太がいかに回復したとはいえ、果たしてまた広大な大地に羽ばたくだけの力が残っているのだろうか。

何より我が家のベランダは大の大人が遭難するくらいの魔境なのだ。(↓参考記事)

ベランダに遭難したアラサーの夜
ベランダで遭難した一人の若者の物語、彼は果たしてこの魔境から脱出できるのか!

後は君の挑戦だ・・・

水とメープルをセミ太に託し、私は部屋に戻ったのであった。

数時間後・・・所用を終えた私は再びベランダをみた。

そこにセミ太の姿はなかった。

きっとまた自由な空に飛び立ったに違いない。最期まで輝きつづけるために。


セミ太とのその後・・・

翌日、私にとっては引越しの日だ。最終日の前日には思わぬ出会いがあったが今日はとても静かな朝だ。

私は日差しを取り込むためにベランダの窓をひら・・・!!!!

「ふぁっ!?くぁwせdrfgthyじゅいこl」

セミ太again

そこには網戸に張り付いた一匹のセミがいた。

「ぃよう!昨日はありがとせみー!」

そう言っているような気がした。

私の間の抜けた叫びの後、彼は再び空に飛び立っていったがきっとあのセミは・・・・

暑い日が続きますが、君なら最期まできっと輝いていられる、がんばれセミ太!

Fin.

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