Newspicksはこれからはじめても楽しめるのか

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最近はテクノロジーとデザインスクール系の記事が多かったので久々に雑記を書いてみました。

本記事ではNewspicksをこれから始めようか悩んでいる人や、最近はじめた人向けに、Newspicksを2週間使い込んだ所感を書きました。

Newspicksの現在の構造

登録ユーザーが増えているNewspicks

はじめにNewspicksの現状を確認したいと思います。

少し前の記事になりますが、下のエンジニアタイプ様の記事や西村さんのブログ記事を参考にすると、現在ランキング1位のフォロワー人数が20万人を超えている事から、ニュースピックスの登録ユーザー数は順調に推移しているものと思われます。

5カ月で利用者は7倍に~ニュースアプリ『NewsPicks』を急成長させた、ある転職者の打ち手 – エンジニアtype

NewsPicksのユーザー数が10万人を突破してた。 | Now or Never

ユーザーのバランスが変化が起きていく?

現在の構造を理解しやすくするために、ニュースピックスのユーザーを影響度、専門性という2つの軸で分類してみました。(専門性は扱う記事によって変わるので、ある1つの記事に対するスナップショットを切り出した図とご理解下さい。)

Matrix 01

Newspicksのユーザー分類

このマトリックスの象限をⅠ-Ⅳと分類してみます。

  • Ⅰ.オピニオンリーダー; Newspicks上での影響度が高く、当該分野において高い専門性を有するグループ。彼らの発言の情報価値に注目して利用しているユーザーも多い。インフルエンサーとしての役割も抱えている。
  • Ⅱ.スペシャルコメンテーター:フォロワーは少なく、発言回数も必ずしも多くないが、特定の領域やニュースについて専門性を有している人物。彼らの発言はWEB上で最もみつけにくいので、貴重であったりする。所属を隠したりしている人も多い。
  • Ⅲ.ニュースピッカー:ニュースピックを利用している多くのユーザー。私を含む多くのユーザーが基本的にはこの象限からスタートする。彼らの意見が多様性を支えており、専門家とは違う軸で情報の価値を高めている。発言を行うことで、よりニュースを知ろうというⅢ→Ⅱへの移動やフォロワーを増やそうというⅢ→Ⅳというモチベーションを持っている人もいると予想される。
  • Ⅳ.インフルエンサー:アンテナが高く、情報発信を積極的に行う人達。WEB上の情報拡散に大きな影響を持っている。匿名ユーザーの場合は数ヶ月以上、継続的に利用してきた人が多い。

定量的なデータはありませんが、おそらく私を含む多くのユーザーはⅢの象限(ピックする記事によってはⅡ)から始める事になるかと思います。そしてⅡやⅢのユーザーは影響度の高い(Newspicks内で多くのフォロワーを持つユーザーやリアルの社会において知名度の高い人)ユーザーに較べて母集団が大きいと予想されます。つまりニュースピックスの人口動態はⅡ、Ⅲのバランスがますます膨れていきます。

Newspicksの編集部が目指している有料購読やブランディング広告によるさらなる収益化を行うためには、今後さらに膨らんでいくⅡ、Ⅲのユーザー層を定着させられるかが大きなポイントになるでしょう。

Newspicksを実際に使ってみて

Newspicksを使う動機は人それぞれかと思いますが、大きく分けて情報収集と情報発信の2つに分けられるかと思います。この2つの視点で最近(2015年4月)に使い始めたユーザーの所感を書いてみます。

情報収集の場としてのNewspicks

Newspicksinfo

Newspicksを始める人が最もこのサービスに期待している部分が情報収集ではないでしょうか。

私はニュースピックスの情報の価値は大きく分けて2つあるかと思います。1つは特別な情報です。一言でいうと「ここでしか得られない情報」です。ニュースピックス編集部のオリジナル記事や専門家・著名人のコメントがこれに該当します。

もう1つは情報の多様性です。一言でいうと「自分だけでは知り得ないニュースや全く異なる視点からのコメント」になります。

特別な情報は得られたか?

この点については現時点では満足しております。ただし分野は少し偏っているという印象です。最近ではユーザー層Ⅰの領域に対して、Pro Pickerと呼ばれる専門性の高い方を加えていたり、特別な情報の価値をさらに伸ばしているように思います。少なくともニュースピックスの主な領域である経済ニュースは私のレベルでは満足できています。

また自分が気になるニュースのPickをしていると、Ⅱの領域の人が鋭い指摘をされている事があります。彼らはフォロワーや発言数も必ずしも多くないのですが、情報を集めている身としては本当に貴重な人材です。彼らは所属が匿名だったり時には学生さんだったりします。こういった人が自動でリコメンドされるような事があると、さらにNewspicksの価値が上がりそうです。

コメントの多様性を感じたか?

ここは質と量の確保の両立という難しい問題を抱えています。現在は総合TOPに乗るようなニュースにユーザーもコメントも集中する傾向があります。量が増えると質もばらけてきます。自分とは異なる考え方や背景を持つ人で、真面目なコメントをされている方をフォローしていくと良いかとおもいます。

総合的に見ると、現在の情報収集目的としてのニュースピックの利用についてはある程度満足しております。今後も現在のユーザー層が維持されれば、プラットフォームとしての価値はあると思います。

情報発信場所としてのNewspicks

ニュースピックス

情報発信の場所としてNewspicksを使用している人の割合は、そこまで高くないと思われます。初心者の私でさえ、ニュースのコメント欄を見ると同じ人を度々みかけるため、一部のヘビーユーザーが中心にコメントを利用しているのが現状ではないでしょうか。

また個人事業主や会社の経営層の方にとってはNP内での影響度を高めることはメリットがあるかと思いますが、個々人としてはあまりコメントを書くインセンティブが少ない事が原因かと思っています。

私の場合は人からの「LIKE」が返ってきたりフォロワーが増えると嬉しい事。海外生活でニュースについて意見を求められる事が増えてきているので、その練習のためという事がモチベーションになっています。

ただNewspicks内で影響力の少ないⅡやⅢのユーザーが、今後も積極的に意見を発していけるかどうかが、今後のニュースピックスの発展においてはとても重要かと思っています。それはコメントの多様性や専門家の意見の付加価値の両方に寄与する行為だからです。

このコメントの発信の現状について少し触れたいと思います。

新規ユーザーにもLIKEやフォロワーはつくのか

発信するユーザーは少なくとも何かのリアクションを求めているのではないでしょうか。(完全にノーリアクションだったら別にニュースピックス上に書く必要はないので)

しかし、新規ではじめようとするユーザーからみると既にある程度コミュニティができており、多少の入りづらさも感じるかとおもいます。例えばすでに数千、数万人とフォロワーを持っているユーザーの方がいる中で、自分がコメントしても読まれるのか・・・といった疑問です。

関連の話題については西村さんが下の記事で問題提起をされていました。ご興味の有る方はぜひ御覧ください。

Picker間の格差が止まらない!ピケティ化するNewsPicks | Now or Never

今回の記事は誰が有利かという話ではなく、今から始めたユーザーがコメントを書き込んでいったときにLIKEやフォロワーの増加というフィードバックがどの程度返ってきたかについて私の例を元に紹介します。

データで振り返るNewspicks活動

4/13からはじめて4/26現在でフォロワー数165、Like数919という状態です。最初の一週間はできるだけヘビーに使ってみようと思っていたので、最初の一週間は特に多めにピックとコメントをしました。カウントしてみたら2週間の合計で198ピックしているようです。ヘビーユーザーは週100ピックくらいはできそうです。普通は週に20-30くらいかと思います。

この期間のピックに対するLIKEのつき方の推移もみてみます。各ピック毎に値を書くとばらつきが大きいので、5つの記事の平均Like数をプロットしてみました。

(うわー暇人だ・・・いや今日雨だったんですよ・・・)

Graphpicks

はじめて二週間のピック数と5ピック毎の平均LIKE数の関係

定量的な議論はできないのであくまでリアルなデータとして参照していただければと思います。この期間中のピックの大部分はニュースピックスの総合やテクノロジーのタブを中心から気になるタイトルのものを選択するという方法をとりました。コメントも特に意識をせずに書いています。

初心者でもきちんと書き込むとLIKEやフォロワー数は伸びる

ばら付きが大きいですが、最小二乗法で近似すると少しずつですがピック毎の平均LIKE数は上昇している傾向が見られます。私のコメントの質がこの短期間で上昇するとも考えにくいため、フォロワー数の増加が効いていると思います。

一言コメントではリアクションは期待できない

逆にフォロワーが少ないうちはLIKEは返ってきにくいという状況になっています。最初の50回くらいまでは平均で2程度という状態です。実際に中身を細かくみると0Likeのものも多く、時々10程度まで述べるといった不安定な状態で推移していました。私の場合はリアクションが来て欲しいと思っていたので、一言コメントではなく、ある程度意見が入る様に書くようにしていました。

自分のデータを振り返り、ほぼ一言コメントで返しているピックのみをカウントしてみると、平均LIKE数は1未満でした。初心者のユーザーが一言コメントをしてもほとんどレスは返ってこないと思われます。しかし、1ユーザーが見られる情報量に限界があることを考えるとシステム内の市場原理によって、その様なコメントは埋もれてしかるべきなのかもしれません・・・

発信の場としての現状まとめ

  • きちんと意見を書いていけば初心者でもLIKEやフォロワー数は伸びる
  • フォロワー数が少ない期間はLIKEが非常に伸びにくい
  • 有名人、著名人でない場合は一言コメントからはレスポンスが得られない

ユーザーリコメンドシステムについて

リコメンド

実は初心者もケアしている

皆さん、最初にNewspicksを始めた時に興味対象を入力し、そのあとリコメンドにより20名を自動でフォローしたことを覚えていますでしょうか。

私は特にユーザーランキング等に載ったことはないのですが、どうやら特定の興味対象を選んだ人の最初のフォローリコメンドの一部に掲載されたようです。(開始一週間後以降からだと思います。)

この時期から急にコメントしていないタイミングでもフォロワーが増えてきたので、確認してみるとフォロワー数20、ピック数0というユーザー様が多く、恐らく開始時に登録されたのだと判断しました。

この辺りはNewspicksの編集部様が色々検討しているであろうアルゴリズムによって変わるとおもいますが、どうやら新規ユーザーにも、新規のフォロワーがつくようなシステムを検討している様です。

新規で始めた方でも、ある程度のアクティビティがあればそれが反映されるような仕組みが導入されていると思われます。

定着率の問題

このリコメンド機能により1点気づいた事があります。具体的な数は控えますが、新規で登録したユーザーの定着率はそこまで高くないようです。登録後そのままピックが1も増えない方が多いです(恐らく登録後使用していない)。

この定着率をある程度確保することが、ニュースピックスが今後、もっと自由な経済誌として飛躍していけるかを分ける部分かと思いますのでさらなる施策を期待したいところです。

まとめ|現状のニュースピックスは初心者にとっても魅力的なサービスか?

ここまでの私見を振り返りたいとおもいます。

  • 現状もユーザー数は増え続けている。特にボリュームゾーンの新規ユーザーの定着が今後のポイントになる。
  • 情報収集の場としては、特殊な情報、多様性の両面は現時点では期待できると感じた。
  • 情報の発信はフォロワーが増えるまではリアクションが返ってきにくいが、ちゃんと活動すれば報われるシステムになっているようである。
  • 発信した情報はNP内の市場原理により淘汰されていく。
  • 現状は定着率はそこまで高くないように思われる。

長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

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